「わもん」な3時間……の劇的な幕開け投稿者: 中島敏子

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文屋さんのブログから転載しました。ナカジ文章うまいね〜(^^)v

【2012/02/13 わもんインタビューin名古屋…ナカジ】

2月13日、新しくご縁をいただいたご著者の方とお会いしました(近く、木下さんから詳しいご紹介があるかと思います)。『わもん 聞けば叶う』のご著者、薮原秀樹さん(やぶちゃん)が、わもんヒアリングをしてくださることになりました。

この日までに、直接お会いしていたのは木下さんだけで、やぶちゃんと私は初対面。どんな方かなあ……と想像しながら、待ち合わせ場所の名古屋駅へ。

駅に、時計塔のあるホールがあります。みなさんどうやらその時計塔周辺にいらっしゃるようす。木下さんと私は少し離れた別の改札にいたので、慌てて移動し、やぶちゃんと、お仕事途中にお立ち寄りくださった安田智子さんと合流しました。

ご著者の方のお姿が見当たらないようで、木下さんが「電話してみます」と携帯電話をかけた瞬間……やぶちゃんが「あの方ですね!」と、人混みの中から、たった一人の男性に向かって、まっすぐ歩きはじめました。

やぶちゃんが声をかけられた男性は、やはりご本人でした。驚きました。顔を知らないはずのお相手を、このたくさんの人の中から、なぜ探り当てることができたのか???

後でお聞きしたところ、事前に草稿を読まれたときに、性別と年齢がわかったのはもちろんですが、背格好や、服装や、歩く姿や、雰囲気など……かなりご著者の方の人物像がクリアに浮かんでいたようです。そしてその像は、ほぼそのとおりだったとのこと。

やぶちゃんは、時計塔のホールを見渡したとき、既に「あの人か、あの人か、あの人だろう」と数人に的を絞っていらしたそうです。

そして木下さんが電話をかけた直後、携帯電話を耳に当てた人物は、その数人の中で一人だけ。その瞬間に、やぶちゃんの予測は確信に変わったのです。

さらに、名古屋駅から当日のヒアリング会場まで7、8分の道のりを歩きつつ、(やぶちゃんにとっては当然のことですが)数歩前を歩かれるご著者の方の振る舞いを視界の中で常にとらえ、私と近況報告や今日の段取り打合せをしたり、メールチェックをしたり、電話をしたり、なさりながら、並行してその方の心に周波数チューニングをされていました。

会場のビル手前で、「もう追いつきました。いいヒアリングになるでしょう」と、やぶちゃん。「追いついた」とは、簡単に言えば、話し手の方の心の状態を察し、聞き手である自分もその心の状態に寄り添っている(同化する感じです。「わもん」で言う「話聞一如」に近い状態)ことです。

ここまでに、やぶちゃんとご著者の方との間で行われたのは、初対面のあいさつと、歩く後ろ姿を数分間にわたって見ていたこと、それだけです。それでも「わもん」的な心の状態が整っていれば、ものすごくたくさんの情報をキャッチできるし、お相手の胸中をかなりの部分まで察することができるのです。

その前提として「先出しジャンケンの絶対尊敬」を、やぶちゃんが名古屋入りのずっと前から贈りはじめていらしたのは、間違いないでしょう。

こんなオープニングから始まった3時間のヒアリング。やぶちゃんとご著者の方の心が、深く深くつながって、まるで一編の映像作品を見るような、躍動感あふれるお話をうかがうことができました。

早くも、新しい本の完成が、とても楽しみになっています。

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