東京電力福島第1原発事故で収束作業の陣頭指揮を執り、食道がん療養のため昨年12月に退任した吉田昌郎前所長が、復興をテーマに福島市で来月開かれる出版社主催のシンポジウムに、ビデオ出演することが24日分かった。
吉田氏が事故直後の現場指揮官としての心情を一般に向けて詳しく語るのは初めて。約30分にわたるビデオ映像で「原子炉の冷却作業をする人間は撤退できない」と死を覚悟していたことなどを明かしている。
吉田氏は昨年3月に原子炉建屋の水素爆発が起きた後、部下たちが「現場に飛び込んで行ってくれた」と語る。「法華経の中に登場する、地面から湧いて出る地中菩薩のイメージを、すさまじい地獄みたいな状態の中で感じた」。部下の後ろ姿に手を合わせて感謝していたという。
政府事故調などで、東電の全面撤退問題が議論になっているが、「現場で原子炉を冷却する作業をしている人間はもう撤退できないと思っていた。本店にも撤退ということは一言も言ってない」と言い切った。
昨年3月14日の3号機の水素爆発時は「これからもう破滅的に何かが起こっていくんじゃないか」と恐怖を感じたという。
シンポジウムは長野県小布施町の出版社「文屋」の主催で、8月11日に開かれる。吉田氏が療養中のため今月10日に東京都内のホテルでビデオを収録。原発の事故処理を指揮する東電幹部のメンタルケアをし、吉田氏と親交のある人材コンサルタント、薮原秀樹氏と対談する形で行われた。〔共同〕
月別アーカイブ: 2012年7月
福島第1原発の吉田前所長、部下は「地獄の中の菩薩」…復興テーマのシンポジウムにビデオ出演《スポーツ報知 社会面より》
化させるかということ。現場で原子炉を冷却する作業をしている人間はもう撤退できないと思っていた。本店にも撤退ということは一言も言ってない」と言い切った。 昨年3月14日の3号機の水素爆発時は、がれきが飛んでくるなど「(指揮を執っていた)免震重要棟の人間は死んだっておかしくない状態だった」といい、「これからもう破滅的に何かが起こっていくんじゃないか」と恐怖を感じたという。 シンポジウムは長野県小布施町の出版社「文屋」の主催で、8月11日に開かれる。吉田氏が療養中のため今月11日に東京都内のホテルでビデオを収録。原発の事故処理を指揮する東電幹部のメンタルケアをし、吉田氏と親交のある人材コンサルタント薮原秀樹氏と対談する形で行われた。 ビデオ映像には英語訳のテロップも添えられ、薮原氏による「聞くことで支える『福島完全安全宣言』」と題した講演の後上映される。 ◆吉田昌郎(よしだ・まさお) 大阪府出身。東京工大卒。79年に東京電力入社、10年に福島第1原発所長に就任した。東日本大震災後、原発敷地内
の免震重要棟にある緊急事態対策本部で収束作業を指揮。1号機原子炉への海水注入の中断を求めた東電本店の指示を無視し、注水を継続したことが話題となった。健康診断で食道がんが見つかり、昨年12月、所長を退任した。
部下は「地獄の中の菩薩」 吉田前所長が心情語る
東京電力福島第1原発事故で収束作業の陣頭指揮を執り、食道がん療養のため昨年12月に退任した吉田昌郎前所長が、復興をテーマに福島市で来月開かれる出版社主催のシンポジウムに、ビデオ出演することが24日分かった。
約30分にわたるビデオ映像で、吉田氏は危険を顧みず行動する部下たちを「地獄の中の菩薩」と感謝の念に堪えなかったことや、「原子炉の冷却作業をする人間は撤退できない」と死を覚悟していたことなどを生々しく明かしている。
吉田氏が事故直後の現場指揮官としての心情を一般に向けて詳しく語るのは初めて。
Fw:わもんな言葉4−不立文字《わもん黒帯: サノトモ》
前回の「わもんな言葉3」で『沈黙』を再読したついでに、古川日出男さんの『アビシニアン』を再読。
文庫本が出版された当時に読んで以来なので、話の筋を全く覚えておらず、初めて読むような印象で読めました。
しかし、古川日出男さんの小説は、すごい!
感覚を言語化するのがとても巧みで、物語化されています。
文芸批評などしたことはありませんので、どこがどのように上手いなどということは私にはできませんが、なぜ今まで再読しなかったのだろう、とちょっと後悔しています。
そういえば『アラビアの夜の種族』は途中までしか読んでいないな…。
古川日出男さんの小説で初めて読んだのは『13』ですが、『13』は視覚について、特に色彩のイメージ。
『沈黙』は聴覚。
そして『アビシニアン』は嗅覚。
もちろんそれだけではないですが、「感覚の物語」「感覚の小説」のような気がします。
「物語の力」を感じます。
で、本題に入って、「わもんな言葉」ですが、『アビシニアン』からひとつ引用するとすれば、次の個所です。
たいせつなことがひとつあった・・・・・・ひとつだけあった。それはこれらの絵がずっとわたしになにかを告げようとしていたことだ。死んだ意味ではない。葬り去られた意味ではない。文字としての意味などではない。そのことは認識できた。だから、ここから――絵を絵として、観賞して観ることにより――得られる印象は、ことばの心愽だと感じた。残像が響きであり、それがほんもののことばの到達する場所を、地点を指し示している。
「わもん」でのテーマを何にしようか迷いましたが、「わもん」の言葉ではなく、「禅」の言葉「不立文字」がいいかと。
不立文字――文字を立てない。
文字や言葉が不要であるというわけではありません。
鈴木大拙さんがどこかで「『不立文字』といいながら、禅には多くの言葉がある」といった意味のことをおっしゃって(書いて)いましたが、伝達の手段として言葉は重要です。
しかし、言葉では伝えられないこともある。
同じく禅の言葉として「直指人心」という言葉があります。
直ちに人の心を指せ。
言葉は「そのもの」ではありません。
言葉は媒介、器、パッケージです。
便利な道具ではありますが、言葉にするときに何かがそぎ落とされてしまいます。
デフォルメされてしまいます。
直ちに人の心を指すには、言葉が邪魔になる場合もある。
不立文字。
ついでながら、禅には四聖句というものがあります。
「不立文字」「教外別伝」「直指人心」「見性成仏」の4つ。
以前にちょっとブログにも書いたことがあります。
私の中では、「不立文字」と「教外別伝」はセットで、そこから「直指人心」、そして「見性成仏」という流れです。
「文字を立てない」「お経(教え)の外で別に伝える」そして「直ちに人の心を指せ」、そうすれば「本性が見えて仏に成れる」。
そして「見性成仏」をわもん用語(?)に直すと、「聞けば叶う」だと思っています。
《わもん黒帯:サノトモ》
今後の白帯心徒塾in 大阪スケジュール
【2012/07/23 マルヒフラワーセンター企業コンサルin大阪】
わもん黒帯:Mr.くろちゃんと、やぶちゃんのコラボで運営される…
白帯心徒塾in大阪!
日時決定しました(^^)v
9/26(水)・10/24(水)・11/23(祝・金)
17:00〜20:00まで
聞く修行好きの皆さん、お待ちしています(^^)v
森川社長と新ポーズ
わたふ!マルヒに現る
マルヒわもん面談
いつも楽しい弁当じゃんけん
マルヒ恒例弁当じゃんけんスタート
テラソdeやぶちゃん「子供達のしゃべり場」
薮原さんのもとに、子どもたちからも大人からも「もっともっと話聞をしたい」という声が届いています。
そこでまちとしょテラソでは、月1回薮原さんをお迎えして「話聞」=語り場を行うことにしました。
まずは4回シリーズ「テラソdeやぶちゃん」と題して、子どもたちと「話聞」を行います。
日 時
第1回 4月12日(木) 午後5時から6時30分まで終了しました。
第2回 5月17日(木) 午後5時から6時30分まで終了しました。
第3回 6月14日(木) 午後5時から6時30分まで終了しました。
第4回 7月12日(木) 午後5時から6時30分まで終了しました。
- 第5回 8月 09日(木) 午後5時から6時30分まで
- 第6回 9月13日(木) 午後5時から6時30分まで
- 第7回 10月18日(木) 午後5時から6時30分まで
- 第8回 11月15日(木) 午後5時から6時30分まで
- 第9回 12月13日(木) 午後5時から6時30分まで
場 所
- まちとし