日本一小さな私立学校

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話を聞くと書いてわもん(話聞)。「聞く」を入り口とした自己修養法で、生き方を深める修行をしている、くろちゃんです。m(_ _)m
日本一小さな私立学校、燈影学園長の相大二郎先生に会いにいってきました。燈影学園は、京都の山科にあります。日本最後の求道者と言われる西田天香さんがお創りになった一燈園の中にある、幼稚園・小中高と一貫教育をしている全校生徒80名程の日本一小さな私立学校です。この学校にお子さんが通っている、わもん黒帯仲間のこずりんのご紹介でお会いする機会を得ました。色々なお話を聞かせていただいたり、大二郎先生自ら林内(一般財団法人懺悔奉仕光泉林)を案内していただいたりました。朝8時15分からの礼堂での朝のお務めから参加させていただきました。厳かな雰囲気の礼堂の中は、冬だからというわけではなく、ピンとしたひんやり感で身が引き締まる感じです。曜日替りでメニューが違うらしいのですが、今日は天香さんの書かれた「天華香洞録抄 一事実」を読経のように朗読します。ただただ瞑想を15分する曜日もあるそうです。朝の静かな15分というのは、どこでも取れそうですが、この雰囲気の中での15分はとても貴重だと感じました。礼堂という非日常的な空間で、外界の喧騒と無縁の心の静寂を与えられるような、そんな気がしました。そんな時間を過ごしているせいでしょうか。大二郎先生がみせてくださった一枚の手紙に驚きました。小学校一年生の女の子から大二郎先生宛の手紙です。「こころと   いのちの     ちがいってなんですか?」あの雰囲気での15分、なにもできない15分だからなのか、純粋に感じた疑問だったのかもしれません。とても素晴らしいのは、思ったことを言葉にして、質問という形でアウトプットしたことだと思います。子どもでも大人でも、様々な疑問や考えが頭の中を駆け巡っていると思います。でも、ほとんどの場合、表に出さず、自分の中でスルーしてしまいます。それは何もなかったのと同じ、とても勿体ないことです。こうやって言語化したからこそ、彼女は一生この疑問の答えを探し続けるのでしょう。僕は、大二郎先生に「なんとお答えになったんですか?」とお尋ねしました。素敵なお答えでした。「大二郎さんも70年考えているけど、わからん。一緒に考えてくれ」と言ったそうです。きっとご自身のお考えもあることだと思います。先生の方針は、「教えることが出来るのは知識と技術のみであります。人間性、価値観、生活習慣は教わるより口や言葉で「伝わる」「気づく」ものであると思います。」というものです。心と命に答えはないのかもしれません。まして教えられるものではないと大二郎先生は、そう仰っていました。同感です。言葉で教えられて、言葉で理解しても、それこそ心のどこで理解するかで、その子の中の答えは変わってしまいます。それは本当の意味で分かったとは言えないと思います。やぶちゃんからも、「自分で気づいてこそ、100万ドルの価値がある」と以前に聞きました。今は、この質問が出たことで最高!一緒に考えていけることが最高!きっと一生答えを探し続けることに最高!のような気がします。手紙を書いたのが、2年前。今はその子は三年生になっているそうです。現時点の答えは何か見つかったのでしょうか?とても気になるくろちゃんです。今回は、こずりんのお陰様で、とても良い体験をすることが出来ました、また機会があれば、訪れてみたいなと思う一燈園でした。(実は見学は3回目でした)生き方が深まるそんな場所だな~と思う今日この頃なのです。

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「あなたの思いを心で聞く」
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