2012.8.12 日経新聞朝刊「部下は地獄の中の菩薩」《くろちゃん》 Posted on 2012年8月12日 by サイト管理者 2012.8.12 日経新聞朝刊 「部下は地獄の中の菩薩」 福島革?前所房事故時の心情語る 東京電力福島第1原子力発電所の事故処理を陣頭指揮した吉田昌郎前所長(57)が「部下は地獄の中の菩薩(ぼさつ)だった」などと心情を語っ たビデオ映像が11日、「福島の復興・日本の未来」をテーマに福島市で開催された講演会で上映された。 長野県小布施町の出版社「文屋」の主催で、有料の事前登録をした約140人が集まった。 吉田前所長はビデオの冒頭「私どもの発電所の事故で本当にご迷惑をお掛けしている」と謝罪。 その上で「部下には地面から菩薩が湧くイメージを地獄のような状態の中で感じた」「今後は現揚で一緒になった仲間の経験も伝えていきたい」な どと語った。 上映後の意見交換で、福島県南相馬市の女性は「事故直後から第1原発で働く身内がいる。胸のつかえが取れた感じ」。別の女性は「事故処理を する人たちの上に私たちの生活がある。そういう人たちが報われる社会にしたい」と話した。 吉田前所長のビデオ出演は、文屋が出版した本の著者で、前所長と親交のある人材コンサルタント、薮原秀樹氏を通して実現。前所長は食道がん の療養で講演会に出席できないため、先月10日に東京都内で薮原氏がインタビューする形で収録された。薮原氏はビデオ上映後の講演で「原発職員の心が健康になれば廃炉 に向けた作業スピードがアップする」と語った。 【発言の要旨】 東京電力福島第1原発前所長の吉田昌郎氏が11日、ビデオ映像で語った発言の要旨は次の通り。 私どもの発電所の事故で、本当にご迷惑をお掛けしている。深くおわび申し上げたい。 (撤退問題が論議になっているが)私が考えていたのは発電所の安定化。原子炉を冷やす作業をしている人間は撤退できないと思っていた。本 店にも撤退ということは一言も言っていない。逃ばられないというのは最初からあった。 現場に飛び込んで行ってくれた部下に、地面から菩薩が湧く地湧(じゆ)菩薩のイメージを、地獄のような状態の中で感じた。私はその後ろ姿に感 謝して手を合わせていた。 3号機の水素爆発後は、破滅的に何か起こってくんじゃないかと感じた。私を含む免震重要棟の人間は死んでいてもおかしくなかった。 (免震棟に残っているメンバーの名前をホワイトボードに書いておくようにと部下に指示したとされるが)最後まで残って闘ったのはこんな人間 だぞってのを残しておきたかったのだと思う。 今後は一緒になった仲間の経験も伝えたい。体力が戻ったら、現揚のために力を出したい。
2012.8.12 日経新聞朝刊「部下は地獄の中の菩薩」《くろちゃん》
「部下は地獄の中の菩薩」前所長(57)が「部下は地獄の中の菩薩(ぼさつ)だった」などと心情を語っをテーマに福島市で開催された講演会で上映された。有料の事前登録をした約140人が集まった。私どもの発電所の事故で本当にご迷惑をお掛けしている」と謝罪。部下には地面から菩薩が湧くイメージを地獄のような状態の中で感じた」「今後は現揚で一緒になった仲間の経験も伝えていきたい」な事故直後から第1原発で働く身内がいる。胸のつかえが取れた感じ」。別の女性は「事故処理をそういう人たちが報われる社会にしたい」と話した。前所長と親交のある人材コンサルタント、薮原秀樹氏を通して実現。前所長は食道がん先月10日に東京都内で薮原氏がインタビューする形で収録された。薮原氏はビデオ上映後の講演で「原発職員の心が健康になれば廃炉
福島革?前所房事故時の心情語る
東京電力福島第1原子力発電所の事故処理を陣頭指揮した吉田昌郎
たビデオ映像が11日、「福島の復興・日本の未来」
長野県小布施町の出版社「文屋」の主催で、
吉田前所長はビデオの冒頭「
その上で「
どと語った。
上映後の意見交換で、福島県南相馬市の女性は「
する人たちの上に私たちの生活がある。
吉田前所長のビデオ出演は、文屋が出版した本の著者で、
の療養で講演会に出席できないため、
に向けた作業スピードがアップする」と語った。
【発言の要旨】ビデオ映像で語った発言の要旨は次の通り。深くおわび申し上げたい。私が考えていたのは発電所の安定化。原子炉を冷やす作業をしている人間は撤退できないと思っていた。本逃ばられないというのは最初からあった。じゆ)菩薩のイメージを、地獄のような状態の中で感じた。私はその後ろ姿に感破滅的に何か起こってくんじゃないかと感じた。私を含む免震重要棟の人間は死んでいてもおかしくなかった。免震棟に残っているメンバーの名前をホワイトボードに書いておくようにと部下に指示したとされるが)最後まで残って闘ったのはこんな人間現揚のために力を出したい。
東京電力福島第1原発前所長の吉田昌郎氏が11日、
私どもの発電所の事故で、本当にご迷惑をお掛けしている。
(撤退問題が論議になっているが)
店にも撤退ということは一言も言っていない。
現場に飛び込んで行ってくれた部下に、地面から菩薩が湧く地湧(
謝して手を合わせていた。
3号機の水素爆発後は、
(
だぞってのを残しておきたかったのだと思う。
今後は一緒になった仲間の経験も伝えたい。体力が戻ったら、