Fw: カバン持ち研修感想【 2011/11/05 】

▼SNSでシェアをしてやぶちゃんを応援しよう![?]

【魚津カバン持ち研修の感想…ナカジ】  
11月5日、富山県の魚津へ、カバン持ち研修に参りました。
やぶちゃんは受講者約30人が集まる研修会の講師です。
初対面の人たちと向きあって、
自己紹介をしてもらいながら場を整えていく、
やぶちゃんの「わもん」は、あざやかでした。
一人が「こういうことが不安です」と言えば
やぶちゃんは「同じ不安を感じている人?」と全体に投げかけます。
あちらこちらから手が挙がります。
「不安です」と言った一人は、心が軽くなり、安心できるのです。
「こういう課題があります」と聞けば
やぶちゃんは「同じ課題を持っている人?」と挙手を求め、
その方にも話をしてもらい、
お互いの、そして全体の、気づきにつなげていきます。
だんだんと場の温度が上がり、みなさんの目に力が宿り、
姿勢が前のめりになっていくのがわかりました。
前向きな話だけでなく、ネガティブに聞こえる話も
同じように絶対尊敬で受けとめてもらえることがわかってくると、
普段はなかなか言えないような本音も出てきます。
心がゆるみ、一人の気づきがみんなの気づきを生み、
じわじわとつながっていきます。
「場を整える」……言葉では幾度となく聞いてきましたが、
今回、自己紹介に立ち会ってみて、それは一言で言えば
「その場にいるみんなが『わもん』の心になる」
ことなのかな、と思いました。
やぶちゃんはそのために、みんなの「声なき声」を聞き、
みんなの「理想像」に、そして場の「理想像」に向かって、
「話すわもん」をしていったのではないかと思います。
やぶちゃんはよく、「直感に従って行動する」と言いますが、
「直感」の背後には、時間、空間、それから人間(じんかん)??? 
に広く張りめぐらされた、やぶちゃんの意識の網目があります。
時間……過去の情報を徹底的に収集し、現在を分析し、未来の道筋を見極めていく。
空間……誰が、どこで、どう動くかを、たえず観察しつづけ、動きに応じて次の一手を微調整していく。
人間……その場にかかわる人たち一人一人の「声なき声」や、思いと思いが、どこで、どうクロスするのかを、いつも聞いている。
このようなイメージです。
私自身の意識網は、目が粗くて、いろんな情報をとりこぼすことが多いように思いますが
やぶちゃんはナノレベルの極微細な意識網です。
「直感」は、「思いつき」とは違うようです。
それは……
「直感」は「事実の集積から導きだされたもの」、
「思いつき」は「自分の考えや気持ちがつくったもの」、という違いかな、と思いました。
さて今回、カバン持ち研修と言いながら、
ただのカバン持ちでは終わらなさそうな雰囲気は感じていました。
例によって、事前打合せは一切なし、というなかで、
やぶちゃんは、私が油断する瞬間だけを狙いすましていたようです。
本番中、自分への振りが「いつ来るか」「今来るか」と、そのつど身構えながら見守っていましたが、
やぶちゃんはそれを察知して、私に振りません。
夕方になり、時計がやぶちゃんの持ち時間の終了を告げました。
「ああ、今日はこれで終わるんだな。すばらしい大団円だな……」
会場のいちばん後ろの席で、私はホッと一息つきました。
もうおわかりでしょう。
「ホッ」の一瞬を、やぶちゃんが見逃すはずはありません。
あとはご想像におまかせします。
毎回毎回、「よかった、いい修行ができた」では終わらず、
「あそこでこうしていたらよかったのに、あああああ……」
という未消化感を持ち帰らせてくださるやぶちゃん。
その未消化感こそが次へのステップだと信じて、日々励んでまいります。
ナカジ 拝

コメントは受け付けていません。