Fw:バガボンドとわもん3/融通無碍《わもん黒帯二段: ナカジ》

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今回は、吉岡清十郎と武蔵の一戦を
題材にしようと思っていましたが……

せっかく『バガボンド』35巻が
発刊となったところなので……

最新刊から話題をいただこうと思います。

やぶちゃんの「わもん」を見て
しばしば感じることの一つに

「型のなさ」

があります。

そのとき、その場、その相手、その状況に応じて
自由自在に接し方を変えていくやぶちゃん。

なにものにも居着くことなく
瞬間瞬間の直感にゆだねて
融通無碍。

そんなやぶちゃんのありようを彷彿させる場面が
最新刊にありました。

武蔵の向き合う相手は……

「水」。

土を耕し、実りを得ようとする武蔵を
あざ笑うかのように、
繰り返し襲う、大雨の後の濁流。

耕しても、石垣を築いても
瞬時にすべてをさらっていく水。

武蔵はなんとか水に勝とうと挑むのですが、
その圧倒的な力を制することはできません。

それでもなお水に立ち向かう武蔵は、
あるとき気づきます。

川の流れは、
川底の地形や風の力によって完璧に決められている。

水は、器に収まればそこにじっと留まり、
手のひらから漏れれば雫となってしたたり落ちる。

どんな環境下に置かれても、
瞬時に場になじみ、姿を、勢いを変える水は……

外的要因によって完全に決められており……

それがゆえに……

「完全に自由」。

自分からは何も発しない。
自分からは動きださない。

つねに周囲の環境に沿い、そのことによって
あらゆる姿を、変幻自在の力を得る……。

武蔵がつかんだ「水」のイメージは、
まさしく「わもん」のそれではないでしょうか。

自らは完全沈黙し、
相手を絶対尊敬し、
その思いに徹底的に寄り添う。

選ばない。求めない。押しつけない。

その意識を貫くことによって、

そのとき、その場に最もふさわしいありようが
おのずともたらされるのです。

《ナカジ》
































つよっさん&まっちゃんおめでとう!【2013/04/13 】

2013/ 4/13 15:43

【2013/04/13 第55回黒帯心徒塾in京都】

つよっさん&まっちゃんおめでとう!

本日の黒帯心徒塾in京都は、黒帯初段誕生はありませんでした

二段2人誕生です

つよっさん&まっちゃん、おめでとうございます(*^_^*)

4/13現在

黒帯68人

初段…45人

二段…10人

三段…3人

二段以上百人まで、あと87人となりました。