6合目までティーアップ投稿者: 中島敏子

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木下豊ちゃんの文屋ブログからの転載です 。

【2012/03/16 小布施町役場行政コンサルin長野】

『わもん』のご著者、やぶちゃんこと薮原秀樹さんは月に一度、3日間にわたり小布施へ滞在されます。その間、たくさんのドラマが生まれていきます。

3月16日には、あるミーティングに飛び入り参加させていただき、「やぶちゃん講演会を最高に充実させるには?」の心得を学びました。

ご同席の方々から、成功例とすべった例をお伺いしたところ、ポイントがくっきりと浮かび上がってきました。

・やぶちゃんの講演会は各地で感動の嵐を巻き起こしている。しかしそれは、イコール「やぶちゃんにお任せすれば大丈夫!」ということではない。成否を分けるのは、主催者のかかわり方。

・主催者が「何が何でも、この人たちにやぶちゃんの『わもん』を体験してもらいたい!」という、溢れ出る、ほとばしる、熱意に満ち満ちていること。

・主催者が、自分の心から湧きあがってくる思いの源泉をしっかりと自分で聞いていること。なぜやぶちゃんの「わもん」を体験してほしいと思うのか? 「わもん」体験によってどうなってほしいのか? 

・思いは行動に表れる。やぶちゃんをお迎えするその瞬間までに、できる準備をすべてやること。思いつくかぎりの手を打っておくこと。

・なかでも大切なのがティーアップ。つまり、やぶちゃんが演台に立たれたときには、もうスイングに入り、ボールを打ち、ホールインワンをねらうだけでOK! という環境をつくっておくこと。

・ティーアップのキモとして、この講演会のねらいや主催者の願いを、そのときまでに受講者にしっかりと伝え、思いをできるだけ共有しておくこと。受講者の気持ちを6合目くらいまで引き上げておくこと。

やぶちゃんのパワーをもってしても、限られた時間内に山麓の平地からみんなを山頂へ案内するのは容易なことではありません。

うまくいかない講演会の場合、やぶちゃんの実感としては、リレーのバトンを自分の定位置で待っていたものの、なかなかバトンが届かず、「ここまで取りに来てー!」と言われて前走者の区間を逆走してバトンを受け取り、また走って戻って、ようやく自分の区間を走りはじめる……そういうイメージだそうです。

講演会は、受講者ももちろんですが、それよりも「主催者自身の学びの場」。そういう心得が必要なのですね。まさしく「受け身厳禁」「瞬間我が身」です。

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