Fw:やぶちゃんの高知新聞記事(後半) 《たから特派員》

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2012/ 9/18 11:52

【2012.9.18 高知新聞 記事 (後半)】

福島でのやぶちゃんの活動を高知新聞でご紹介いただきました。23日の聞くライブ講演会のことも書いてくださいました。

■身近な死

薮原さんは翌11月から毎月、免震重要棟に通うようになった。吉田氏は食道がんのため所長を退任したが、後任の高橋毅所長とも信頼感を築き、所員の話を聞くようになったという。
一人の所員はこんなことを語った。
「ある日、吉田さんにペンを渡され『残っている全員の名前をホワイトボードへ書いておけ』と。自分たちがここで死んで、10年、20年(誰も免震棟の)中に入れず骨で見つかったら、これが墓標になるんだな、と思った。その後、自分が何をしたか覚えていない。
「第一原発の中には、「死」という言葉が身近にあったという。ほかの所員からも生の声があふれた。
「母ちゃんが『東電のジャンパーをベランダに干せない』って」「『おやじが東電』と言えず、転校したこどもが苦しんでいる」「東電というとマンションを貸してもらえなかった」
所員たちの話を聞き取った薮原さんは「(所員は)被害者だが加害者。ニュースを見ると(精神的に)落ち込むから、見ない、と。そんな生の声を伝えたい」と話す。
 吉田氏は7月末、脳出血で緊急手術を受けた。「吉田さんは現場復帰、それも福島第一原発にかかわる場所での復帰を望んでいる。事故が起きた場所に居合わせた者の責任として、福島に安心安全を
取り戻したいと思っている」
薮原さんが願うのは福島完全安全宣言。福島県民が家に戻り、安心して県産米を食べられること。「吉田さんも同じ気持ち。きっとその方法はあります」

◇23日 高知市で自己修養法「わもん」紹介
薮原さんは23日午後1時半から、高知市の県民文化ホールで「聞くライブ」と題した講演会を開く。前売り券は千円。高新プレイガイドなどで販売中。

《たから特派員》

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