Fw:わもんな言葉47−場づくり《わもん黒帯二段: サノトモ》

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2013/ 2/24 15:55

最近、「場づくり」をする機会があり、ヤブログ放送室の「場づくり」と「最新の場作り」を聞き直しました。

聞いているときに、蜘蛛の巣の張り方を思い出していました。

会場の四隅に、二礼二拍手後、「スパイダーマンが中指から糸をシュッと出すように」という表現があったからだと思います。

また、以前に「動態聴力」の例えの際に、蜘蛛の巣を挙げたことがあったことも影響しています(「絡新婦の教え」参照)。

蜘蛛が巣を張るその方法は、蜘蛛の種類によって異なることもあるでしょうが、まずは縦糸を張っていきます。

中心から外枠にのびるように放射状に縦糸を張ります。

縦糸を張り終えると、中心から螺旋状に横糸を張っていきます。

巣を張り終えると、静かに獲物が網にかかるのを待ちます。

会場の四隅に絶対尊敬の糸を張り、その間にも糸を張り八方陣を敷く。

それは、蜘蛛が巣を張るときに縦糸から張るのに似ています。

では、横糸はなんだろう?

そう考えたときに、横糸は「人」ではないかと思うのです。

会場に集まった人たち、その場に参加した方々、皆さんが一本の横糸ではないかと思うのです。

八方陣の縦糸を敷いた会場に次々と人が集まって横糸が張られていきます。

始まるときには、巣が張られた状態。

そして、どこが揺れるのか、どんな反応があるのかを静かに待ちます。

始まってから蜘蛛の巣を張っていては遅くなります。

よく知られている(?)ように、蜘蛛の糸は縦糸はくっつかず、横糸はくっつきます。

人間は協力する生き物です。

くっつきます。

魅きつける力があります。

ちなみに、縦糸のことを「経(けい)」、横糸のことを「緯(い)」といいます。

地球の「経度」「緯度」などに使われています。

縦糸と横糸が合わさると「経緯」です。

始まる前に場づくりができている、事前に決まっているというのは、縦糸と横糸が張られている状態、「経緯」が張られている、できている状態。

後は、それに従ってハンドリングするのみ、です。

サノトモ

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