Fw:わもんな言葉104−ビーチフラッグ(バシャバシャ)《わも ん研究所所長: サノトモ》

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想像してみてください。

たとえば、距離を置いて立ててあるビーチフラッグ。

スタートの合図とともに数人が一斉にビーチフラッグを目指して走り出す。

また想像してみてください。

たとえば、大きな庭園にある池や、お城のお堀に、たくさんの鯉。

そこに、お麩などの鯉のエサを投げ込むと、鯉が群がってきて、バシャバシャバシャバシャ!

人前で何か話をするとき、大勢の人に何かを伝えたいとき、まずはそれに向かって聞き手が走り出すようなビーチフラッグのところから話しませんか、という提案です。

話し始めたら、聞き手がバシャバシャとなるようなところから。

そうすると、聞き手は聞く体勢に入り、話が伝わりやすくなります。

聞き手が食いつくような話から、ということです。

ところで、「ビーチフラッグ」とは、いったい何に使う旗なのでしょうか?

ふと疑問に思い調べてみると、私にとっておもしろいことがわかりました。

それは、「ビーチフラッグは、旗ではない!」ということです。

ゴルフのグリーンに立っているピンフラッグ(旗)の短いものをイメージしていましたが、どうやら違っていたようです。

ビーチフラッグというものがもともとあったわけではなく、主にホースの切れ端などを立てていて、その立てたものをビーチフラッグと呼んでいたようです。

風になびくような旗でなく、目印としてのビーチフラッグ。

そういえば目印をつけることを、「フラグを立てる」と言ったりしますね。

ライフセーバーが走力や反射神経を鍛えるために生み出されたスポーツ「ビーチフラッグ(ス)」。

もともと何かのために浜辺で使うビーチフラッグというものがあって、それを利用したと思っていましたが、どうやらそうではないらしい。

ビーチフラッグはあくまで目印であり、目的は走力や反射神経を鍛えるため。

話をする際にビーチフラッグを立てたとしても、それはあくまで目印です。

そこで終わりではありません。

少し言葉がわるいですが、まずは話に食いついてもらうこと。

そこから、自分の思いや提案などを伝えていく。

話の本来の目的、エンドポイントもしっかり押さえておこう、と思いました。

《わもん研究所所長:サノトモ》

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