Fw:わもんな言葉113−布石徹底《わもん研究所所長: サノトモ》 Posted on 2015年4月3日 by やぶちゃん ▼SNSでシェアをしてやぶちゃんを応援しよう![?] 「未来に対して布石を打つ」 先日、ようやくわもん黒帯五段の認定を受けましたが、その前日の夜に浮かんできた言葉でした。 もちろん、未来に対して、今まで何もしていないわけではありません。 しかし、どちらかというと、過去に起こったことに対して何か手を打ったりすることが多く、未来に対して手を打つときも「こうなることはほぼ確実だな」というときにしか手を打っていなかったように思います。 「先手を打つ」ことの大切さは、できているできていないはともかく、認識はしていました。 そして五チャレ(五段チャレンジの略)中も先手を打つことは意識していました。 しかし、私にとっては、「先手を打つ」よりも「未来に対して布石を打つ」という方がなんとなくしっくりきました。 あらためて「布石」という言葉を辞書で引いてみると、「?(碁で)対局のはじめのころにうつ、碁石のならべかた。?(将来にそなえての)用意・準備。」とあります。 「布石」の意味が「将来にそなえての用意・準備」という意味ならば、「未来に対して」という言葉は外して、単に「布石を打つ」でもいいですね。 黒帯五段の課題は「ガチ聞きの伴走」です。 ガチ聞きをしている聞き手の伴走をして、聞き手がさらに深まり、結果話し手に現象が起きれば認定です。 「ポジティブサイクルを回す」という言い方もします。 「先手を打つ」より「布石を打つ」の方がしっくりときた理由をあとあと考えてみると、おそらく「先手を打つ」と意識していたときは、闇雲に「先に、先に」と伴走していたのかもしれません。 しかし、「布石を打つ」と意識してからは、未来に対して、将来に対しての準備するという意識に変わったのではないか、と考えています。 そうなると、ガチ聞きの伴走に入る前に勝負が決まっているということもうなずけます。 「布石徹底」とは、徹底的に布石を打つこと。 私はまだまだ打てる手を打っていないときがあります。 エンドポイントを見据えた上で、しっかりと布石を打っていきたいと思います。 《わもん研究所所長:サノトモ》
Fw:わもんな言葉113−布石徹底《わもん研究所所長: サノトモ》
「未来に対して布石を打つ」
先日、ようやくわもん黒帯五段の認定を受けましたが、その前日の夜に浮かんできた言葉でした。
もちろん、未来に対して、今まで何もしていないわけではありません。
しかし、どちらかというと、過去に起こったことに対して何か手を打ったりすることが多く、未来に対して手を打つときも「こうなることはほぼ確実だな」というときにしか手を打っていなかったように思います。
「先手を打つ」ことの大切さは、できているできていないはともかく、認識はしていました。
そして五チャレ(五段チャレンジの略)中も先手を打つことは意識していました。
しかし、私にとっては、「先手を打つ」よりも「未来に対して布石を打つ」という方がなんとなくしっくりきました。
あらためて「布石」という言葉を辞書で引いてみると、「?(碁で)対局のはじめのころにうつ、碁石のならべかた。?(将来にそなえての)用意・準備。」とあります。
「布石」の意味が「将来にそなえての用意・準備」という意味ならば、「未来に対して」という言葉は外して、単に「布石を打つ」でもいいですね。
黒帯五段の課題は「ガチ聞きの伴走」です。
ガチ聞きをしている聞き手の伴走をして、聞き手がさらに深まり、結果話し手に現象が起きれば認定です。
「ポジティブサイクルを回す」という言い方もします。
「先手を打つ」より「布石を打つ」の方がしっくりときた理由をあとあと考えてみると、おそらく「先手を打つ」と意識していたときは、闇雲に「先に、先に」と伴走していたのかもしれません。
しかし、「布石を打つ」と意識してからは、未来に対して、将来に対しての準備するという意識に変わったのではないか、と考えています。
そうなると、ガチ聞きの伴走に入る前に勝負が決まっているということもうなずけます。
「布石徹底」とは、徹底的に布石を打つこと。
私はまだまだ打てる手を打っていないときがあります。
エンドポイントを見据えた上で、しっかりと布石を打っていきたいと思います。
《わもん研究所所長:サノトモ》