話を聞くと書いてわもん(話聞)。「聞く」を入り口とした自己修養法で、生き方を深める修行をしている、くろちゃんです。m(_ _)m
YouTubeで、「その時歴史が動いた」とか観るのが好きです。(笑)その中で、柳生宗矩の回がありました。柳生宗矩と言えば、やぶちゃんオススメ図書「柳生石舟斎」(柳生新陰流の創始者)の息子であり、時代劇のヒーロー柳生十兵衛のお父さん。その柳生宗矩の書いた「兵法家伝書」に以下の言葉があるそうです。世の動きを見て乱れそうになったら乱れる前に手を打つこの言葉、ずいぶん前にもやぶちゃんから聞いたことがありました。その時は額面通り、言葉通りに受け取りました。もちろんそのままでも素晴らしい言葉です。事が起こる前に、常に先手を打つ。武道をされている方なら「先の先をとる」という言葉があると思いますが正にそれの現場バージョンという感じです。今回、この言葉と再会した時に湧き上がって来たことがあります。それは「世は余」と置き換えれるのではないかということです。わもん三大祭「輝くあなたに逢うわもん会in伊勢」で昨年、一昨年お話しを聞かせていただいた寺岡先生のお話しの中で、「世直しは余直しである」という言葉が出てきます。世(余)の(心の)動きを見て乱れそうになったら乱れる前に手を打つこんな風な言葉が湧き上がってきたのです。心は乱れます。人間だもの!しかし、乱れる前に、乱れそうになる時(刹那)があります。その刹那、手を打つことができるのではないでしょうか。もちろん、簡単ではないでしょうが、出来ないと思うと出来ません。最初は乱れてからでもいいから、手を打ち続ける。これが修行だと思います。余の心の動きに完全沈黙で耳をすまそうと思う今日この頃なのです。
わもん屋くろちゃんのブログ
「あなたの思いを心で聞く」
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