『LAST HOPE 見聞録』(146)  文・田村いくこ【薮原解体SHINSHO シリーズ 103 】

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2016/ 6/20  8:47

『LAST HOPE 見聞録』(146) 文・田村いくこ

【薮原解体SHINSHO シリーズ 103】

≪エナジー幸循環の法則の応用〜アカデミック編〜≫

薮原は未来をイメージで見ている。

未来がどうなるかっていうのが瞬間にわかるという。

それも多次元で、これがこうなったらこうだが、こうしたらこうなるというように、あらゆる場合を想定して、それを一瞬のうちに未来にいって見て来て今に帰ってくるという。

本当にリアルにイメージしている。

そしてどうも、私が想像するに、エネルギーや氣の流れというような通常、人には聞こえないような、目に見えないものを感知しているようなのだ。

その流れを広く高い目で見ている。

「スムーズに流れるものはどれか?」

「一番美しいのはどれか?」

そう、薮原は「美しさ」にこだわる。

それを聞いて私が思うのは、美とか、芸術といった分野は、人間の理屈や理論を超えたところにあるところを開くような気がしている。

いわゆる天才と言われるようなモーツァルトやピカソのような人は、まるで天からの啓示を受けたような、個人を超えたところと繋がっているように感じる。

だから「美しさ」にこだわるとものすごい直感が閃くような気がする。

その時点では理由や理屈では説明できない、人為を超えた力が働くような気がするのだ。

実際薮原は「なぜこんなことを言ってしまったのかよくわからない」といったことをよく言う。

そしてそういう場合、後で絶対うまくいろんなことが繋がってうまくいくようにことが運ばれていくのだ。

まるで天の計らいかのように、絶妙なタイミングで絶妙なことが繋がっていく。

そういう能力は、どうも「美」からきているインスピレーションに関係しているのではないかと、私は仮説を立てている。

つづく

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