Fw:やぶちゃんはモモ

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【2010/01/11 第五回わもん塾三重】

「やぶちゃんはモモ」

本の大好きな末娘がいつも同じ本を繰り返して読んでいる。

いい加減新しい本を買ってやらなきゃ、と思っていた。なのにいつも「この本すきやから何回でも読みたいの。」と笑顔で言う。

仕事の忙しさや、自分の体調不良を言い訳にして、最近かまってやらなかった末娘の愛読書は『モモ』。

かつて小さかった頃の私も大好きだった一冊だ。

話を聞くだけで周りを幸せにできるモモのような人間に私はなりたいと幼心に思ったものだった。

そんなことをなんとなく思い出していたら末娘が「今度遊びにくるやぶちゃんはモモみたいな人なんやろ?」と言い出した。確かにこれまでのわもんでのことややぶちゃんのことも何度か家族に話をしていたし、末娘も私の話を楽しそうに聞いていたけれど、ふいに飛び出した『モモ』と言うなまえに驚きと発見と嬉しさでいっぱいになった。

末娘はいつの日からかきっと、まだ見ぬやぶちゃんと『モモ』を重ね合わせて本を読んでいたのだろう。

と、同時にそばにいる母である私が我が子の『モモ』になれずにいた事実に気付き、情けなさに襲われた。

まさしくやぶちゃんは『モモ』だと思う。

これは末娘と私だけが感じていることではないだろう。

やぶちゃんと出会ったほとんどの人が感じているはずだ。

「本当に聞くということは、本当にその人が言いたいことを導き出す」

やぶちゃんに会うたびに、そんなふうな思いになる。
やっぱりやぶちゃんは末娘の菜々子が言うように『モモ』だったんだ。

みき

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