交流ブック・ラブでの学び投稿者: 中島敏子

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木下豊さんの文屋ブログを転載させてもらっています。

書籍『わもん』の聞き書きライター:ナカジ(わもん黒帯0001号)の文章いいね〜!

【2012/02/14 小布施町役場行政コンサル『交流ブック・ラブ』in長野】

交流ブック・ラブも盛況です。小布施のみなさん、さすがに熱心です。

今回のお題は「『わもん』は会う前から始まっている」。

全員で、1段落ずつ読み進み、その項目にまつわる思いや体験を語りあいます。

苦手な人と会う前には、どうしても「いやだな」と思ってしまいます。揺れる心を整え、これから会う相手に絶対尊敬を贈ることは難しいことです。

「こうありたい」気持ちと現実との間で、悩みながらも変わるきっかけを見つけようと、静かに、真摯に、自分の心を見つめる……心地よい時間そして空間です。

そんな中、お一人が発言しようとされたとき、やぶちゃんがおっしゃいました。「お題から外れても構いません! 今の思いを遠慮なく話してください!」。

「わもん」勉強会の特長の一つに「時間割を決めない」ことがあります。仮に決めていた流れがあっても、やぶちゃんの直感に基づいて変更されることも珍しくありません。

あの瞬間も、その方の今の心理状態を慮ると、「今日のお題」に縛るよりも、自由に思いを解放してもらうことのほうが、その方にも、みんなにとってもよい結果になると、やぶちゃんは直感されたようです。

その方が話してくださったのは、ご自身の大すべり体験。だんだん「わもん」の感覚がわかりはじめていたのが、初期の自分に戻ってしまったようで、自分がどうなってしまったのかわからなかった……と。

きっと普段の生活の中で話せるような話題ではなかったのでしょう。それが、「わもん」を核として集った仲間の中では、気がねなく話すことができるのです。やぶちゃんが創りだす「安心空間」と、話し手に絶対尊敬を贈る参加者の皆さんの聞く力の、なせるわざですね。

恥ずかしい思い違いも失敗も、生々しく語られる話し手の方の懸命な姿に、深く感じ入った方が多かったようです。私もその一人です。

感想でお話しさせていただいたのは……京都で開催されている「わもん」の黒帯道場「心徒塾」ではすっかりおなじみの……

「教化より感化」

先生が生徒に一方的に教えるのではなく、誰もが同じ地平に立ち、ともに修行に励む仲間として、気づきを分かち合い、ともに成長を喜び合う姿勢を表す言葉です。

今回、その方の、いわゆる「失敗談」をお聞きして気づきました。プラスの気づきや発見、一般に賞賛の対象となるようなすばらしい体験や創造だけではなく、失敗体験であっても、それを共有し、「わもん」の心で受けとめると、さまざまな気づきや勇気をいただくことができるのです。

また私自身、「わもん」勉強会で、コケて、すべって、失敗してきたことが、単なる恥ずかしい体験に終わるのではなく、誰かの、何かの気づきにつながる可能性があるんだ……と励まされた思いでした。

やぶちゃんのご著書『わもん』に集う、聞ける・話せる・安心空間、「交流ブック・ラブ」。温かな気持ちいっぱいで、終了しました。

最後に、主宰の北風栄さん、バレンタインのお心づくし、ごちそうさまでした! おいしく頂戴いたしました。

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