「 100 分授業 ようこそやぶちゃん」投稿者 : 中島敏子 (3/4)

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【2012/02/16 課外授業『ようこそやぶちゃん!』《100分〜一流の学年づくり〜》in長野県小布施中学1年100人】
たちまち過ぎた100分。最後に挙手による感想発表があったのですが、そこで思いがけず、すばらしい場面に出会いました。
手を挙げた一人の子が「井戸端わもん」の「井戸端」を「イドバシ」と読みました。聞いていた周りの子たちがクスクス笑いました。
即座にやぶちゃんがおっしゃいました。「みんなが笑うと、勇気をもって発言した子は傷つきます。読み方を間違ったことよりも、話し手が言いたかった思いをしっかりと聞いてあげてください。できれば後で、『イドバシって読んだけど、イドバタなんだよ』とそうっと教えてあげていただけると嬉しいです」。
さらに、この失言がきっかけになって笑いが起こったことから、コミュニケーションの大事な部分をまた新たに学ぶことができたことに対し、やぶちゃんはこの出来事にかかわったすべての人に感謝の言葉を贈られました。
これが「わもん」です。発言者に絶対尊敬。そしてその失言を笑った子にも絶対尊敬。すべてを包みこんで気づきにつなげていく……。一人として傷つく人はなく、その体験を素直に受け容れることができたのではないでしょうか。それを可能にするために、やぶちゃんがあの「場」に揺るぎない絶対尊敬を贈っていらしたのです。


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