視線は水平キープ/小布施リトルわもん投稿者: 中島敏子【2012/03/16 】 Posted on 2012年4月6日 by サイト管理者 ▼SNSでシェアをしてやぶちゃんを応援しよう![?] 文屋ブログからの転載です 。ナカジありがとう(*^_^*) 【2012/03/16 リトルリーグわもんin長野県小布施町】 3月16日、リトルリーグでのやぶちゃんメンタルコーチを見学させていただきました。 冒頭、オブザーバー参加をされたオブ中男子バレー部監督の多田先生から「やぶちゃんとの出会いがなかったら、バレー部は絶対に全国大会へ行けませんでした。みなさんもぜひ全国をめざしてください」と温かく力強いお言葉。 最後のシーズンを迎えようとしている6年生を中心に、春の大会に向けて現状確認と抱負を発表していきます。 以下、一人ひとりの発表にキメ細かに返されるやぶちゃんのコメントを振り返ってみます。 「初めて会ったときは、ギザギザ感があって、攻撃的な空気を感じたけれど、雰囲気がよくなったね」 「そうだね、手を抜くことは、野球の神様に失礼だよね」 「エラーした人も、ふさぎこまずに自分から声を出そうということを、前回確認したよね」 (ピッチャーが気軽に投げられるよう声をかける、とのコメントに) 「それでもピッチャーが崩れたら?」 (「タイムをとって内野みんなで井戸端わもん」との答え) 「みんな、チームバッティングを心がけてるよね? そこは全員統一されているね?」 「あってはならないけれど、あるのがエラーや四球だね。次のプレーを気楽にできるかどうか、メンタル(の力、安定)が要求されるね」 (5、6年生全員のコメントを聞き終えて) 「今日の合言葉は「行動」だね。気持ちを行動で表すこと」 (監督、コーチの方々からのコメントを受けて) 「これから井戸端わもんで2点、話し合ってください。1つは、自分がエラーしたとき、どう自分で気持ちを上げるか。2つめは、野球で全国をめざすなら、野球以外でも全国レベルでないといけないのではないか、ということ」 「『わもん』はやぶちゃんが教えるのではありません。心の矢印を自分に向けて、自分たちで答えを見つけてください」 (井戸端わもんを終えて) 「みんなは気づいていないと思うけれど、前々回、前回と今回とで、みんなの井戸端わもんがまったく変わりました。前傾姿勢で相手の話をしっかり聞いて、ノートをとっているね」 (「凡打しても、次は絶対打つ、と切り替える」) 「過去は断ち切るんだね」 (「声を出して切り替える。次に集中する」) 「そうだ。引きずったらあかん。次に集中だね」 (「1回リセットして次の打席に立ちたい」) 「それや。リセット。大事だね」 (みんなのコメントを受けて) 「エラーしたときに、多くの選手の視線が下45度になっています。次にまたエラーすると、真下を向いてしまいます。そこでどうやってメンタルを保つか。切り替えるのは難しい。でも行動レベルでできることがあります。目線を地面と水平にするんです。悔しくても、つらくても、目線を絶対に落とさない。チャンスで三振しても、『ドンマイ!』と声を出す。ベンチのほうを見たくないけれど、とにかく前を向いて戻る。形から入ること、行動に出すことです。これで絶対に救われます」 やぶちゃんのコメントを振り返って…… ・どんな発言でも全部同じようにしっかりと受けとめる。話す内容以外にもよかったところを言葉にして伝える。 ・話し手がほんとうに納得して発言しているかどうかを見る。本気の言葉であれば、同意の応答を返す(やぶちゃんの考えとしてではなく、話し手の思いの追認として)。声が弱い部分があれば、もう一言引き出す。 ・要点をフィードバックし、全員で共有、確認。 ・一人ひとりの発言を聞きながら、全員の思いの底を流れる共通テーマをあぶりだす。 ・共通テーマを頭の隅に置いたうえで、さらに聞き込んで拡げ&深めていき、最後に共通テーマへ集約。 などのポイントをたしかめました。 「本気で聞く」「全身全霊で聞く」……言うほど易いことではありません。その「本気」「全身全霊」には、たくさんの思いが詰まっていると思います。そこをもっと丁寧に取り出していくと、「思いの型」とでも言うべきようなものが、見えてくるのかなと思います。 やぶちゃんの「命のぶつかりあい」をこうして拝見するなかで、1つでも2つでも、自分のなかに、落としこんでいきたいものです。 「形から入ること、行動に出すこと」……「わもん」の修行にも共通するところがあるように感じます。 ナカジ
視線は水平キープ/小布施リトルわもん投稿者: 中島敏子【2012/03/16 】
文屋ブログからの転載です 。ナカジありがとう(*^_^*)
【2012/03/16 リトルリーグわもんin長野県小布施町】
3月16日、リトルリーグでのやぶちゃんメンタルコーチを見学させていただきました。
冒頭、オブザーバー参加をされたオブ中男子バレー部監督の多田先生から「やぶちゃんとの出会いがなかったら、バレー部は絶対に全国大会へ行けませんでした。みなさんもぜひ全国をめざしてください」と温かく力強いお言葉。
最後のシーズンを迎えようとしている6年生を中心に、春の大会に向けて現状確認と抱負を発表していきます。
以下、一人ひとりの発表にキメ細かに返されるやぶちゃんのコメントを振り返ってみます。
「初めて会ったときは、ギザギザ感があって、攻撃的な空気を感じたけれど、雰囲気がよくなったね」
「そうだね、手を抜くことは、野球の神様に失礼だよね」
「エラーした人も、ふさぎこまずに自分から声を出そうということを、前回確認したよね」
(ピッチャーが気軽に投げられるよう声をかける、とのコメントに)
「それでもピッチャーが崩れたら?」
(「タイムをとって内野みんなで井戸端わもん」との答え)
「みんな、チームバッティングを心がけてるよね? そこは全員統一されているね?」
「あってはならないけれど、あるのがエラーや四球だね。次のプレーを気楽にできるかどうか、メンタル(の力、安定)が要求されるね」
(5、6年生全員のコメントを聞き終えて)
「今日の合言葉は「行動」だね。気持ちを行動で表すこと」
(監督、コーチの方々からのコメントを受けて)
「これから井戸端わもんで2点、話し合ってください。1つは、自分がエラーしたとき、どう自分で気持ちを上げるか。2つめは、野球で全国をめざすなら、野球以外でも全国レベルでないといけないのではないか、ということ」
「『わもん』はやぶちゃんが教えるのではありません。心の矢印を自分に向けて、自分たちで答えを見つけてください」
(井戸端わもんを終えて)
「みんなは気づいていないと思うけれど、前々回、前回と今回とで、みんなの井戸端わもんがまったく変わりました。前傾姿勢で相手の話をしっかり聞いて、ノートをとっているね」
(「凡打しても、次は絶対打つ、と切り替える」)
「過去は断ち切るんだね」
(「声を出して切り替える。次に集中する」)
「そうだ。引きずったらあかん。次に集中だね」
(「1回リセットして次の打席に立ちたい」)
「それや。リセット。大事だね」
(みんなのコメントを受けて)
「エラーしたときに、多くの選手の視線が下45度になっています。次にまたエラーすると、真下を向いてしまいます。そこでどうやってメンタルを保つか。切り替えるのは難しい。でも行動レベルでできることがあります。目線を地面と水平にするんです。悔しくても、つらくても、目線を絶対に落とさない。チャンスで三振しても、『ドンマイ!』と声を出す。ベンチのほうを見たくないけれど、とにかく前を向いて戻る。形から入ること、行動に出すことです。これで絶対に救われます」
やぶちゃんのコメントを振り返って……
・どんな発言でも全部同じようにしっかりと受けとめる。話す内容以外にもよかったところを言葉にして伝える。
・話し手がほんとうに納得して発言しているかどうかを見る。本気の言葉であれば、同意の応答を返す(やぶちゃんの考えとしてではなく、話し手の思いの追認として)。声が弱い部分があれば、もう一言引き出す。
・要点をフィードバックし、全員で共有、確認。
・一人ひとりの発言を聞きながら、全員の思いの底を流れる共通テーマをあぶりだす。
・共通テーマを頭の隅に置いたうえで、さらに聞き込んで拡げ&深めていき、最後に共通テーマへ集約。
などのポイントをたしかめました。
「本気で聞く」「全身全霊で聞く」……言うほど易いことではありません。その「本気」「全身全霊」には、たくさんの思いが詰まっていると思います。そこをもっと丁寧に取り出していくと、「思いの型」とでも言うべきようなものが、見えてくるのかなと思います。
やぶちゃんの「命のぶつかりあい」をこうして拝見するなかで、1つでも2つでも、自分のなかに、落としこんでいきたいものです。
「形から入ること、行動に出すこと」……「わもん」の修行にも共通するところがあるように感じます。
ナカジ