Fw:青森県自殺予防デーフォーラム『聴くことで救える命 がある』 《ヤブログ特派員ナカジ+オクダ》 Posted on 2012年9月9日 by やぶちゃん ▼SNSでシェアをしてやぶちゃんを応援しよう![?] 【2012/09/03 青森にて】 ●聞き方革命を! 「青森県世界自殺予防デー フォーラム」の中で行われた今回の講演会。 冒頭、やぶちゃんからのメッセージは…… 「聞き方革命を起こしてください」 聴講者のみなさんが、今日、この会場を出た後、 話を聞くことによって、 たった一人でもいい、誰かの命を救えるかもしれない。 そのために、聞く力を高めてほしい、 聞き方革命を起こしてほしい……と。 与えられた1時間に、「わもん」の真髄をありったけ伝え、 聴講者の方々の聞く力を絶対尊敬することによって、 一人でも多くの人の命を救いたい、支えたい。 そんなやぶちゃんの覚悟を感じた幕開けでした。 ●「音」「波長」「重心」 「絶対尊敬」「完全沈黙」の大切さを説いた後、 やぶちゃんが示された「わもんのキモ」は…… 人の話を聞くときに何を聞くか。 まず「音」。 人が話すときには、言葉に思いをのせて発信する。 言いたいことを言うときには、必ず音が変化する。 だから、「音」が話し手の思いを受けとめるための入口になる、 ということです。 また、自分の思考や感情を揺らさずに聞くために、 「音楽を聞くように話を聞きましょう」とも。 次に「波長」。 聞き手が、話し手の思いの波長に寄り添って聞くことです。 そして「重心」。 聞き手は、自分側ではなく話し手側に重心を置いて聞きます。 シーソーのこちら端から、向こうの端へ、ピョンと飛び移るような感覚です。 ●good & betterのフィードバック 講演会中、やぶちゃんと初対面のお二人が壇上へいざなわれ、 やぶちゃんと「わもん」トークをされました。 聞きながら、やぶちゃんは「何を聞いているか」を解説していかれます。 声帯域が高いか低いか。 音がどこで揺れたか、強くなったか。 声のかすれがあるかないか。 どんな場面で息を深く吸ったか。 「音を入口にして聞く」ことによって、 どれだけ相手の思いを受けとめられるか。 事例を伴ってわかりやすく示されていきます。 また話し手が自分の癖や傾向をネガティブに語った場合でも やぶちゃんはその癖や傾向を「話し手の長所」として受けとめます。 さらに、「よりよくするには」と水を向けていきます。 good & betterのフィードバックによって 心をゆるませ、ご自身の思いを探っていかれた話し手の方に、 気づきが連発していきました。 壇上の話し手が気づくごとに 聴講者のみなさんも理解を深めていきます。 気づきの連鎖が、濃厚な学び空間をつくっていきます。 じつは当初、空調がやや高めの温度で行われており、 壇上から場内を見渡したやぶちゃんは 「ちょっと暑いようですね」「空気が乾いていますね」「あおがれる扇子の数の多いこと!」 と聴講者のコンディションを気遣う発言を繰り返しておられました。 ようやく効いてきた冷房のもとで、一度は減った扇子の数が、 後半、またまたが増えていったのは…… ほかでもない、聞くことに集中するみなさんの気迫によって 場の温度があがっていったためではないでしょうか。 ●キーワード抽出の術! フォーラム後半、 地元病院の院長先生を座長とするシンポジウムに やぶちゃんは「助言者」として登壇。 ここで、やぶちゃんのあざやかな削ぎ落としの技を見ました。 シンポジスト3氏のスピーチを聞いた後、 「議論を深めていただくために 御三方のお話からキーワードをご提示いたします」 と、やぶちゃん。 「ひと肌ぬいでもらう」「大人のおせっかい」 「小川のせせらぎ」 「やすらぎ」 たったこれだけの言葉を残して、 あとは微笑みをたたえ、黙して聞き役に徹したやぶちゃん。 こうした場面での、やぶちゃんの「引き」は実に見事です。 キーワードを手がかりに対話は加速し、 座長・シンポジスト・聴講者のみなさんの議論が 終盤へ向けてぐいぐいと盛りあがっていきました。 この的確なツボ押し。 「場の最終責任者」としての気構えによって ここまで感覚は研ぎ澄まされるのですね。 最少限の言葉で最大の成果を、 しかも自分以外の人たちの自発的な言動によって 引き出すことができる。 自分たちで答えを見つけていくプロセスのなかで みんなが納得、満足できる。 やぶちゃんの「わもん」……ますます鋭敏です。 《ヤブログ特派員:ナカジ》 ※特派員奥田は、青森に特派員で来ている認識がなく、 デジカメをもちつつ、やぶちゃんの講演は聞くのみ。 休憩中にやぶちゃんに突っ込まれ、あわてて後半撮影しました。 スミマセン。 写真は、 ・パネルディスカッションの様子とやぶちゃん ・ご縁を作ってくださった菊池さんと ・講演会で壇上に上がられた方や関係者の方々と記念撮影 など そして、やぶちゃんはとんぼ帰り。 お疲れさまでした。 《ヤブログ特派員:奥田》
Fw:青森県自殺予防デーフォーラム『聴くことで救える命 がある』 《ヤブログ特派員ナカジ+オクダ》
【2012/09/03 青森にて】
●聞き方革命を!
「青森県世界自殺予防デー フォーラム」の中で行われた今回の講演会。
冒頭、やぶちゃんからのメッセージは……
「聞き方革命を起こしてください」
聴講者のみなさんが、今日、この会場を出た後、
話を聞くことによって、
たった一人でもいい、誰かの命を救えるかもしれない。
そのために、聞く力を高めてほしい、
聞き方革命を起こしてほしい……と。
与えられた1時間に、「わもん」の真髄をありったけ伝え、
聴講者の方々の聞く力を絶対尊敬することによって、
一人でも多くの人の命を救いたい、支えたい。
そんなやぶちゃんの覚悟を感じた幕開けでした。
●「音」「波長」「重心」
「絶対尊敬」「完全沈黙」の大切さを説いた後、
やぶちゃんが示された「わもんのキモ」は……
人の話を聞くときに何を聞くか。
まず「音」。
人が話すときには、言葉に思いをのせて発信する。
言いたいことを言うときには、必ず音が変化する。
だから、「音」が話し手の思いを受けとめるための入口になる、
ということです。
また、自分の思考や感情を揺らさずに聞くために、
「音楽を聞くように話を聞きましょう」とも。
次に「波長」。
聞き手が、話し手の思いの波長に寄り添って聞くことです。
そして「重心」。
聞き手は、自分側ではなく話し手側に重心を置いて聞きます。
シーソーのこちら端から、向こうの端へ、ピョンと飛び移るような感覚です。
●good & betterのフィードバック
講演会中、やぶちゃんと初対面のお二人が壇上へいざなわれ、
やぶちゃんと「わもん」トークをされました。
聞きながら、やぶちゃんは「何を聞いているか」を解説していかれます。
声帯域が高いか低いか。
音がどこで揺れたか、強くなったか。
声のかすれがあるかないか。
どんな場面で息を深く吸ったか。
「音を入口にして聞く」ことによって、
どれだけ相手の思いを受けとめられるか。
事例を伴ってわかりやすく示されていきます。
また話し手が自分の癖や傾向をネガティブに語った場合でも
やぶちゃんはその癖や傾向を「話し手の長所」として受けとめます。
さらに、「よりよくするには」と水を向けていきます。
good & betterのフィードバックによって
心をゆるませ、ご自身の思いを探っていかれた話し手の方に、
気づきが連発していきました。
壇上の話し手が気づくごとに
聴講者のみなさんも理解を深めていきます。
気づきの連鎖が、濃厚な学び空間をつくっていきます。
じつは当初、空調がやや高めの温度で行われており、
壇上から場内を見渡したやぶちゃんは
「ちょっと暑いようですね」「空気が乾いていますね」「あおがれる扇子の数の多いこと!」
と聴講者のコンディションを気遣う発言を繰り返しておられました。
ようやく効いてきた冷房のもとで、一度は減った扇子の数が、
後半、またまたが増えていったのは……
ほかでもない、聞くことに集中するみなさんの気迫によって
場の温度があがっていったためではないでしょうか。
●キーワード抽出の術!
フォーラム後半、
地元病院の院長先生を座長とするシンポジウムに
やぶちゃんは「助言者」として登壇。
ここで、やぶちゃんのあざやかな削ぎ落としの技を見ました。
シンポジスト3氏のスピーチを聞いた後、
「議論を深めていただくために
御三方のお話からキーワードをご提示いたします」
と、やぶちゃん。
「ひと肌ぬいでもらう」「大人のおせっかい」
「小川のせせらぎ」
「やすらぎ」
たったこれだけの言葉を残して、
あとは微笑みをたたえ、黙して聞き役に徹したやぶちゃん。
こうした場面での、やぶちゃんの「引き」は実に見事です。
キーワードを手がかりに対話は加速し、
座長・シンポジスト・聴講者のみなさんの議論が
終盤へ向けてぐいぐいと盛りあがっていきました。
この的確なツボ押し。
「場の最終責任者」としての気構えによって
ここまで感覚は研ぎ澄まされるのですね。
最少限の言葉で最大の成果を、
しかも自分以外の人たちの自発的な言動によって
引き出すことができる。
自分たちで答えを見つけていくプロセスのなかで
みんなが納得、満足できる。
やぶちゃんの「わもん」……ますます鋭敏です。
《ヤブログ特派員:ナカジ》
※特派員奥田は、青森に特派員で来ている認識がなく、
デジカメをもちつつ、やぶちゃんの講演は聞くのみ。
休憩中にやぶちゃんに突っ込まれ、あわてて後半撮影しました。
スミマセン。
写真は、
・パネルディスカッションの様子とやぶちゃん
・ご縁を作ってくださった菊池さんと
・講演会で壇上に上がられた方や関係者の方々と記念撮影
など
そして、やぶちゃんはとんぼ帰り。
お疲れさまでした。
《ヤブログ特派員:奥田》