Fw:わもんな言葉72−間がさす《わもん黒帯四段: サノトモ》 Posted on 2014年4月11日 by やぶちゃん ▼SNSでシェアをしてやぶちゃんを応援しよう![?] 「魔が差す」という言葉があります。 手元の辞書を引くと、「悪魔がふとあらわれる。〔ふと悪い考えが起こったときに使うことば〕」という意味が載っていました。 少し意外に思ったのは、「魔がさす」の「さす」という語を漢字で書くと「差す」だったことです。 今まで何となく「刺す」だと思っていました。 試しに「差す」を辞書で引くと、 ?表面にあらわれる。「赤みが――・嫌気が――」 ?〔影が〕うつる。「障子に影が――」 などの意味が載っています。 悪魔のささやきが言葉や行動にふと顕れる、あるいは悪魔の影が言動にうつるのが「魔が差す」です。 やぶちゃん曰く、「『魔がさす』は『間がさす』ではないか。」 この「間がさす」の話をするときに合わせて出て来るのが、「結界を張る」という話です。 例えば講演会やセミナーなどの開始前、会場の四隅と四辺に二礼二拝して八方陣を敷く、さらには上下も合わせて十方陣を敷き結界を張る、といいます。 絶対尊敬で会場を包み込み、「間がささないようにする」といいます。 油断なく、隙なく。 油断が言葉や行動にふと顕れる、あるいは心の隙が言動にうつるのが「間が差す」です。 《サノトモ》
Fw:わもんな言葉72−間がさす《わもん黒帯四段: サノトモ》
「魔が差す」という言葉があります。
手元の辞書を引くと、「悪魔がふとあらわれる。〔ふと悪い考えが起こったときに使うことば〕」という意味が載っていました。
少し意外に思ったのは、「魔がさす」の「さす」という語を漢字で書くと「差す」だったことです。
今まで何となく「刺す」だと思っていました。
試しに「差す」を辞書で引くと、
?表面にあらわれる。「赤みが――・嫌気が――」
?〔影が〕うつる。「障子に影が――」
などの意味が載っています。
悪魔のささやきが言葉や行動にふと顕れる、あるいは悪魔の影が言動にうつるのが「魔が差す」です。
やぶちゃん曰く、「『魔がさす』は『間がさす』ではないか。」
この「間がさす」の話をするときに合わせて出て来るのが、「結界を張る」という話です。
例えば講演会やセミナーなどの開始前、会場の四隅と四辺に二礼二拝して八方陣を敷く、さらには上下も合わせて十方陣を敷き結界を張る、といいます。
絶対尊敬で会場を包み込み、「間がささないようにする」といいます。
油断なく、隙なく。
油断が言葉や行動にふと顕れる、あるいは心の隙が言動にうつるのが「間が差す」です。
《サノトモ》