Fw:わもんな言葉101−無意識共同体《わもん研究所所長: サノトモ》 Posted on 2015年1月9日 by やぶちゃん ▼SNSでシェアをしてやぶちゃんを応援しよう![?] たとえば、歩いているときを想像してみてください。 右足と左足を交互に前に出して歩いています。 バランスを取りながら、倒れないように。 このとき、個々の細胞は何をしているでしょうか? 人間には、60億個ほどの細胞があると言われています。 身体を動かすときに主に活動するのは筋細胞かと思いますが、それぞれの細胞がそれぞれ絶妙なタイミングで活動して、人間の歩くという行為を成り立たせています。 それぞれの細胞はそれぞれに活動しています。 すぐ隣の細胞の情報から動くこともあれば、自ら伝達物質を発する場合もあるでしょう。 できることも限られています。 このような細胞の集まりで人間は構成されています。 ときどき思うことがあります。 私たちひとり一人が、ひとつの細胞なのではないか、と。 勝手な想像ですがご容赦ください。 私たちは、自ら動いたり、周りの環境によって自分の動きを決めて行動しています。 自分一人ではできないことも多々あります。 周りの人とコミュニケーションをとって、情報を交換したりもしています。 人間という種を一人の人間と見立てたとき、私たちひとり一人、個人はひとつの細胞であると思うのです。 もともとひとつの細胞から細胞分裂を繰り返し、60億個もの細胞になり、ひとりの人となります。 細胞分裂の過程で、筋細胞や脳細胞などに分化していきます。 似たような細胞が集まって、ひとつの器官や組織となっていきます。 人間も集まって、会社などの組織をつくっています。 組織を英語で言うと organization と言いますが、その語源である organ は器官や臓器を表します。 細胞のひとつひとつが、自分の役割を認識して活動しているかどうかはわかりません。 自分ができることをして、結果それが役割に沿っている活動なのかもしれません。 細胞側からみると何をしているのかわからないかもしれませんが、人間側からみると歩くという行為をしているかもしれません。 ひとつの生命体を構成するたくさんの細胞は、もともとひとつの細胞から分裂、分化していったもの。 見た目や役割など違っているところはあるけれども、同じところもある。 私たちひとり一人が細胞だとすると、その細胞が集まってできている生命体を「無意識共同体」と呼ぶのではないかと思っています。 《わもん研究所所長:サノトモ》
Fw:わもんな言葉101−無意識共同体《わもん研究所所長: サノトモ》
たとえば、歩いているときを想像してみてください。
右足と左足を交互に前に出して歩いています。
バランスを取りながら、倒れないように。
このとき、個々の細胞は何をしているでしょうか?
人間には、60億個ほどの細胞があると言われています。
身体を動かすときに主に活動するのは筋細胞かと思いますが、それぞれの細胞がそれぞれ絶妙なタイミングで活動して、人間の歩くという行為を成り立たせています。
それぞれの細胞はそれぞれに活動しています。
すぐ隣の細胞の情報から動くこともあれば、自ら伝達物質を発する場合もあるでしょう。
できることも限られています。
このような細胞の集まりで人間は構成されています。
ときどき思うことがあります。
私たちひとり一人が、ひとつの細胞なのではないか、と。
勝手な想像ですがご容赦ください。
私たちは、自ら動いたり、周りの環境によって自分の動きを決めて行動しています。
自分一人ではできないことも多々あります。
周りの人とコミュニケーションをとって、情報を交換したりもしています。
人間という種を一人の人間と見立てたとき、私たちひとり一人、個人はひとつの細胞であると思うのです。
もともとひとつの細胞から細胞分裂を繰り返し、60億個もの細胞になり、ひとりの人となります。
細胞分裂の過程で、筋細胞や脳細胞などに分化していきます。
似たような細胞が集まって、ひとつの器官や組織となっていきます。
人間も集まって、会社などの組織をつくっています。
組織を英語で言うと organization と言いますが、その語源である organ は器官や臓器を表します。
細胞のひとつひとつが、自分の役割を認識して活動しているかどうかはわかりません。
自分ができることをして、結果それが役割に沿っている活動なのかもしれません。
細胞側からみると何をしているのかわからないかもしれませんが、人間側からみると歩くという行為をしているかもしれません。
ひとつの生命体を構成するたくさんの細胞は、もともとひとつの細胞から分裂、分化していったもの。
見た目や役割など違っているところはあるけれども、同じところもある。
私たちひとり一人が細胞だとすると、その細胞が集まってできている生命体を「無意識共同体」と呼ぶのではないかと思っています。
《わもん研究所所長:サノトモ》