大井さん、ありがとう(^^)v
やぶちゃん暦…
ええやん(*^_^*)
【2012/5/16 交流ブックラブ】
5月16日、3本目は千年樹の里での交流ブックラブです。
この日は、第1回白帯心徒塾in小布施でさせていただいた「聞き書きとわもん」のツールを使って、やぶちゃんの心の奥底にある思いを「音」から感じ取り、そのスピーチにタイトルをつけることによって「やぶちゃんが一番言いたかったことは何か」を言葉にしてみる、というワークをやりました。
自分で考えたツールで、ワークをやることになるとは思っていませんでしたが……やってみると、これがなかなか難しい(笑)。4月の白帯心徒塾へご参加くださったみなさま、今さらではありますが、あんなにもがんばってくださって、ありがとうございました!
さて今回は、タイトルづけのポイントが、大きく分かれる結果となりました。
一つは、ゼン君の心の成長にフォーカスする、というアプローチ。
もう一つは、子どもの話を本気で聞くことの大切さにスポットを当てるアプローチ。
そしてもう一つ、すべての参加者とやぶちゃんが、「やられた!」と思ったアプローチ……このさい、その方が考案されたタイトルをご紹介させていただきます……
「祝・第1回白帯心徒塾in小布施」!!!
まいりました。盲点でした。
やぶちゃんのスピーチ冒頭の声が、非常に弾んでいたこと、そしてやぶちゃんが、このスピーチを行うことによってナカジのワークをがっちりサポートしてくださった事実の背景にある思い、などなどをトータルすると、これしかない! と、その方は思われたそうです。
やぶちゃんと接していて、時折感じることですが、目の前の話し手の話を聞きながらも、「話し手の思いの周囲にあるもの」をものすごく見ていらっしゃいます。「わもん視界」(「聞界」?)の広さ(width)と高さ(height)と奥行(depth)が凄まじいのです。視界を広くもってこそ、目の前の話し手の思いにも、いっそう集中できる、そんな印象です。
「見るともなく見る」「聞くともなく聞く」あの感じです。執着しない。同時に、外さない。すべてと、等しく、くまなく、つながっている感じです。
「わもん」をするときに、聞き手がどこまでを視界(聞界)に収めるか、それが聞き方にも、聞いた結果として生まれてくるものにも、少なからず影響するものと思います。「祝・第1回白帯心徒塾in小布施」というタイトルにも、考案者の方の視界の深度が作用しているのではないか……と思いました。
そしてなぜか結果的に(やぶちゃんの直感仕込み的に?)、2日後の第2回白帯心徒塾in小布施へ向けて、みなさんからナカジが温かなお励ましをいただく格好となり……小布施在住者の幸せを、しっかりと、かみしめました。……わたふさんが「小布施のみなさんはいいですね! こんなにすばらしい仲間がいて!」とおっしゃっていたお気持ち、よくわかります。
【2012/5/16 小布施町役場ファシリテーション勉強会】
この日の2本目は、役場のファシリテーション勉強会、略してファシ勉。
「今日はみなさんにイリュージョンを体験していただきたい!」
高らかな宣言のもと、やぶちゃんが繰り出した必殺技は、そうです、「1:N二人羽織わもん」!
会の主催者である役場の宮崎さんがファシリテーター、やぶちゃんが羽織となって、参加者全員の会話を回していきます。
まずは宮崎さんが羽織なしで単独ファシリテーション、続いてやぶちゃんを背負っての二人羽織ファシリテーションを行い、その違いを明らかにすることで、宮崎さんの課題をあぶり出すという趣向です。
博多から「わもん」修行に来られた「わたふ」さんに提起いただいたお題は、「小布施の魅力とは?」。
最初に宮崎さんのすぐ隣にいたAさんが指名され、Aさん戸惑いながら回答。
つづいてAさんの隣のBさんを指名したことから、勢い、座席の並び順での発言という流れに。宮崎さんはお一人お一人の発言を丹念に受けとめながら「なるほど、では○○さん」「なるほど、では△△さん」。
6番目に指名を受けたCさんは、話題を次々と拡げて、いわば「会話ボールをキープ」の状態。Cさんのお話が節目となるまで、宮崎さんも参加者も、じっと聞き入ります。
ここで「ストップ」がかかり、羽織やぶちゃん登場。
作戦タイムの後、宮崎さんが開口一番おっしゃったのは「Dさん、小布施の魅力を一言で言うと?」。
この最初の質問で場の空気がパッと変わりました。
「一言で」との投げかけによって、「アンチクライマックス方式」へ誘導されていく、発言の組み立て。
加えて、一人ひとりの発言がギュッとコンパクトに。
自然とボールキープ状態はなくなり、ショートパスが素早く軽快に回っていく運びとなります。
前半は「一直線」という印象だったのが、後半は網目を描くように激しくクロスしていく、会話の動線。
誰がいつ指名されるかわからないという緊張感。全員の参加意識、集中力の高まり。
発言が新展開を見せると、すかさずファシリテーターがキーワードを拾って全体へフィードバック。
要所要所で、お題を提起された「わたふ」さんへ戻し、テーマの確認と、納得の深化、疑問の核心への接近。
全体の流れを受けて、話をまとめてくれそうな参加者へ委ねる総括。
さらに、ダメ押しの総括。
……という運びの中で、「みんな小布施ラブ!」というキーワードが、いつの間にか場の真ん中に鎮座し、共有されていました。
ファシリテーションを終えて、やぶちゃんから……
「ファシリテーターはなるべくボールをキープしない」
「発言が長い人にも、息継ぎの瞬間がある。そこをとらえてパスを引き取る」
「一人ひとりが何を考えているか、表情や目の動き、動作から常に推察」
「次の発言者にどんな言葉をかけたら、その発言者が『満足できる』かを考えて」
「誰かが発言しているとき、聞いている全員が受け身でいられない状態をつくる」
「指名する相手によって、音調、音階、音種をすべて合わせ、話しやすい状況をつくる」
参加者のみなさんから……
「『一言で』という話題の絞りこみによってパス回しが早くなる」
「ポイントが絞られると考えやすくなる」
「テンポが速くなると場が盛り上がる」
「羽織やぶちゃんが入った後半は、全員が均等に話せた」
「前半は『次に指名する人を見つける』印象だった。羽織がついた後は『人が見つかる』感じ」
「自分が話したいと思った瞬間、すかさず指名してもらうと、満足度が高い」
「発言者の話を『聞きに行く』とテンポがズレる。聞きに行かなくても『自然に入ってくる』感覚が必要」
「聞き入ったら遅い。考えた遅い。ファシリテーターは非思量であること。思考停止状態であること」
「『自分』を出さない。その場に『自分』を存在させなくなったとき、聞ける」
そして最後にやぶちゃん。
「ファシ勉で絶対にブレない軸、それは『宮崎さんが必ず名ファシリテーターになる』と信じきること。そのために今、宮崎さんに唯一必要なのは、『テンポ』。ファシリテーションは、話の内容よりもテンポ重視です」
【2012/5/16 オブ中男子バレー部メンタルコーチ/後編】
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4日前にケガをしてしまったメンバーに向けて、仲間から
「自分にも経験がある。焦りもするけれど、コートを離れてこそ、わかることもある。自分のポジションを外から確認できる」
「体力づくりやパスなど、できることをやって、次の試合に臨もう」
「夏の大会には間に合う。毎日体を動かせば、体力も落ちない」
焦りや不安は、ケガをしたメンバーだけでなく、チームの全員にあると思います。それでもネガティブな言葉は一つも出てきません。みんなが自分のこととして受けとめ、本気で何とかしようと思っていることが、言葉から伝わってきます。
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「引退まで最長90日。どんな思いで過ごしたいか、仲間へ向けて、伝えてください」。やぶちゃんの言葉を受けて、
「まだ90日もある。いろんなことがもっと上手になれる。技術だけでなく、『このチームで』何ができるか。結果ももちろんだけれど、後輩に何を残せるかを大切に。どういう姿でやっていたかを、1、2年生に伝えたい」
「チームの目標は日本一。でも、バレーだけでなく、日常生活でも、人間的にも、日本一をめざしたい。そうでなければ日本一にはなれない」
「自分たちがどう輝けるのか」
この言葉を聞いた瞬間、やぶちゃんの目が光りました。
「いい言葉だね! 今後はこれをテーマにしてやっていかない? すごくいいオブ中の伝統ができていきそうな気がする」。
やぶちゃんの言葉を受けて、井戸端わもんでも
「練習や地区大会で、どんどん輝いていって、全国で最高に輝きたい。負けても悔しい顔をしない。それも後輩に残せること」
「元気なこと、一生懸命なこと。これがオブ中の伝統。結果は最後についてくる」。
そして最後に全員から一言ずつ。
1年生からは「ネットの張り方から優しく教えてくれた先輩たちの背中を見て育ってきた」「先輩たちの輝く姿をしっかり目に焼きつけたい」「たくさん応援して、一緒に全国へ」。
2年生からは「先輩たちに1秒でも長くコートにいてほしい」「コートの外からでも全力で応援する」「日本一をめざして、いい思い出を一つでも増やしたい」。
3年生からは「悔いを残したくない。1日1日、大切に、全国へつないでいきたい」「いままでついてきてくれた1年生を、全国大会へ連れて行ってあげたい」「まずは初戦から。大切に積み上げていきたい」。
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最後にやぶちゃんから、一念無想のための秘技を伝授。
「ここ一番で平常心を保つため、自分が緊張していることを忘れるには、一つのことに意識を集中するとよいと思います。一念無想です。そのための呪文をお伝えします。
『いま・ここ・自分』です!
『メンタルがやばい!』と思ったら、これを10回くらい唱えてください。次のカットがうまくできるかどうか、という不安より、『いま・ここ・自分』です。
自分が緊張しそうだな、と思ったら、手の甲に『いま・ここ・自分』と書いて、いざというときに、それを見ながら、素早く10回唱えれば、大丈夫です!」
いつもながら、年齢・性別・職業等を問わず、誰もが活用できるご助言をいただきました。
そしてチームの一体感。思いやりの深さ。前回確認した「自分事(じぶんごと)化」の意識の高さ……。
メンバーの思いを聞いていると、つい涙目になってしまいます。それほどに、やぶちゃんとチームとの信頼感の中で、素直に話せる安心空間ができているのです。
【2012/5/16 オブ中男子バレー部メンタルコーチ/前編】
やぶちゃん月例の小布施5days(だんだん日数が延びていくような……笑)。
2日目の夕方〜夜にかけては、オブ中男子バレー部メンタルコーチ、役場ファシ勉、交流ブックラブの5時間・3本修行がありました。
1本目は、オブ中男子バレー部メンタルコーチ。
今回は、3年生にとって最後の大会へ向けて、現状と課題を確認していきました。
早ければあと2週間で、長くても90日で、3年生は引退となります。
■
「悔いの残らないように」「もう、やるしかない」と話す3年生。一方で、「ピンチのときにメンタルが弱くなる」「今、出し切らないと、結果はついてこないと思う気持ちが前に出過ぎて、逆に冷静さが保てなくなる」との悩みも。
ここで多田先生ご登場。
「一人ひとり、一生懸命やってくれています。それぞれの良さがあります。レシーブをするときは、上に上げれば誰かがつないでくれると信じて。ぜひ仲間を頼ってください。その代わり、自分のところに来たボールには、必ず触る。必ず上に上げる気持ちで」
「大切なのは『勝とう』『負けちゃう』『どうしよう』ではなく、冷静に判断すること。毎日練習してきたのと同じことを、当たり前にやれれば大丈夫です」
先生の言葉を受けて、
「どんな手を使ってでも、とにかくボールを上げるようにしたい」
「『練習どおり』が大切」
と自分の言葉で納得定着させていきます。
■■
ミーティングでは、コートに立つ選手だけでなく、全員が自分の役割をみんなと一緒に確認していきます。スタメンに入っていないA君が
「自分はまだ試合に出られず、応援している。まずは審判から覚えて、しっかり練習して、少しずつ試合にも出られるようにしたい」
と話すと、3年生から
「初めのころより審判が上手になっている。サーブも上達している。大会では、どこかでA君を試合に出してあげたい」。
続くB君は
「自分も去年は試合に出られず審判をしていた。今年はA君を試合に」。
すかさずやぶちゃん、
「去年は先輩たちが『何とかB君を試合に出してあげよう』と頑張ってくれたね」。
入部後間もない1年生も、そのやりとりを見ながら
「まだ試合には出られないけれど、声を出して応援し、先輩を励ましたい」
「先輩たちはいろんなことを乗り越えてうまくなってきた。自分もがんばりたい」
と、自分のすべきこと、自分にできることを見つけていきます。
(後編につづく)
『未来への羅針盤〜源泉わもん〜』〜幸せの源泉探し〜
〜ご案内〜
あなたも、あなたの大切にしている人も誰もが幸せになりたいと心から願っています 。
その答えは自分の心の中にあります 。
私たちと一緒に”幸せの源泉”を探して自分らしく輝きませんか?
『未来への羅針盤〜源泉わもん〜』〜幸せの源泉探し〜
【全3回】7月16日(月)祝日・8月12日(日)・9月17日(日)
1-1のテーマは “現在” 日常の些細な出来事から自分の心の動きを意識する
心の動きを知ることで「観て感じて聴く」源泉探しへ出発する準備を調えます
1‐2のテーマは “過去” 過去の出来事から心の動きを振り返り
現在へつながる「価値観の源泉」を発見します
1‐3のテーマは “未来” 過去、現在の感情の源泉を整理し
「最高に輝く自分」になるための答え
未来への羅針盤を “源泉わもん”で発見します
お申込み&お問合わせはhttp://www.21smilesgarden.jp/よりお願いいたします。
茉希ちゃん&やぶちゃん!
1-2 応援してもらう
ダイエットに限らず、何かを達成しようと思ったら、たくさんの人に応援をしてもらうことが、目標を達成する為の原動力になると思います。
「1-1何がなんでもやせなければならない理由(ビックホワイ)」
でも書いたように、自分との約束というのは意外にもアッサリと反故にされることがあります。
私は、小布施見にマラソンまでに痩せたい、というきっかけ(リトルホワイ)を、やぶちゃんや、わもんの仲間達からの応援で、ビックホワイにすることができました。
ヤブログで公開ダイエットを宣言すると、全国のヤブロガー、ワモニストから応援メールが届き、やぶちゃんからも「あっちこっちで、くろちゃん、頑張ってるなって、みんな言うてるで」と聞かされます。そうすると、みんなが応援してくれているのだから、何がなんでも達成したいと思います。
心からの応援には心から報いたいと思うのが人情ですし、そんな心からの応援だからこそ、「何がなんでも」と思うことができました。
なぜ、仲間や周囲の方々は、私を心から応援してくれたのでしょう?
私が気づいているのは三つです。
(1)ダイエットという、あまり人前に晒したくない部分を公開した勇気に、エールを贈ってくれたということ。
(2)影響力のある、やぶちゃんという存在が応援してくれたということ。
そして三番目は、今回の経験から、私がこれまで以上に実践したいと思っていることで、読者の方々に是非、ご提案したいことです。
それは、(3)自分自身が、心から応援する人であるということ。
誰も彼も応援するわけではありませんが、損得抜きに、この人の力になりたい、応援したい、と思える人を普段から応援するのです。
たとえ金銭的な負担が生じる場合でも、自分の可能な範囲で協力したいと思える存在であれば、尚いい応援関係を構築できるのではないかと思っています。
あなたが、そのような気持ちで応援している人なら、あなたがダイエットをすると聞いたら、心から応援してくれるのではないでしょうか。
あなたのことを、心から応援してくれる人は、あなたが心から応援している人なのではないかと思います。
人は、他人から応援をしてもらうと、返さないといけないという感情が生まれます。返報性の法則(原理)というのですが、特に日本人にはその特性が強いと言われています。
あなたのことを私が応援したとします。あなたはそのお返しに、私が応援を必要としている時には、応援のお返しをしてくれると思います。この法則の傾向が強い人なら、応援する場面はないかと、私のことを観察してくれるようにさえなるかもしれません。
この応援関係は一対一に留まりません。例えば、私を応援してくれる私の友人Aさんは、私があなたを応援する様子を見て、私のことを応援する気持ちで、あなたのことを応援してくれるかもしれません。
こうして、一対一から一対多へ、そして、多対多へ応援のネットワークは拡がっていく可能性があると思っています。
やぶちゃんは、普段から、自分にご縁のある人々を応援しています。
2012年2月5日、私は初めてフルマラソンに出場しました。京都木津川マラソンという大会です。この大会でやぶちゃんの応援力を体験する出来事がありました。
やぶちゃんは、私の初マラソンを、「伴走します」と一緒にエントリーしてくれました。
大会前の練習で、足の故障を発症していた私は、途中で痛みが出るのを覚悟しての出場でした。
しかし、即席のテーピングが思いのほか上手くいき、不安だった足の痛みは20kmを過ぎても30kmを過ぎても顔をだしません。淡々とすぎていった私の初マラソン。このまま何事もなく終わりそうだったのですが、そんなに甘くはありませんでした。
30km過ぎに足のマメが潰れ、それまでボワ〜とした痛みだった足の指先に、ハッキリと激痛が走ります。思うように足が動かなくなり、一気にペースがダウンしてしまいました。
そんな私の変化に気づいたやぶちゃんも、35km地点から走り方が変わります。まず、「大丈夫ですか?」と私に声をかけてくれました。
私は「マメが潰れましたが大丈夫です」と、言いました。
すると突然、やぶちゃんは他のランナーに声援を送りだしました。それまでも沿道で応援してくれている人やボランティアスタッフの人達に「ありがとう!」と声をかけていたのですが、一緒に走ってるランナー達にも声をかけだしました。
折り返す前のランナーとすれ違う時は「ファイト!」歩いてるランナーに「マイペース」、キツそうなランナーがいると「ガンバって下さい!」。応援してくれている町の人達には「ありがとう!頑張ります!」それも元気な声で、そして飛びきりの笑顔です。
中にはキツそうに、しらけ顏で反応できないランナーもいますが、多くのランナーが手を振り返したり、「ありがとうございます」と返してきたり、思わず笑ってしまうランナーまでいます。
私がやぶちゃんに「一番キツイ35kmからスゴイ人がおるな、と思われてるでしょうね」というと「自分たちの為にやってるんですけどね」とやぶちゃんは言いました。
「キツイ時に、こうやってまわりに声をかけると、キツイのを忘れるでしょう」
その通りでした。やぶちゃんのかけ声に乗せられて、ここまで1kmを6分30秒で刻んできたペースが6分に迫っていました。
やぶちゃんから、「ちょっと速すぎます、もう少し抑えましょう」と言われたくらいです。マラソンで一番キツイと言われる35kmを越えてからの話です。
私もいつのまにかランナーに声をかけるようになっていました。声をかける以上、下手な走りはできません。「頑張りましょう!」と声をかけてるランナーがヘロヘロで走っていてはカッコがつきません。最後の7kmで軽く50人以上のランナーを抜いたと思います。
やぶちゃんが周囲のランナーを応援しているのを見て、引き寄せられたのでしょう。途中、ひとりの女性ランナーが「楽しそうなので一緒に走ってもいいですか?」と声をかけてきました。やぶちゃんは、「どうぞ、どうぞ、一緒に声かけしませんか?」と言って一緒に走り出しました。
ラスト3kmくらいに、もう一人男性ランナーも加わって、4人チームが出来上がりました。
「4人チームになりましたね。さあ、残り3kmですよ。一緒にゴールしましょうね。」とやぶちゃんがみんなに、声をかけました。
そう言われると、どんなにキツくても残り3km!このチームでゴールしたいと思います。キツイですが、一緒にゴールしたいという圧倒的な思いが、ひたすら足を前へ前へと動かします。
残り500mのところでやぶちゃんが10年振りに会うという友人とレース中に再会、その人がラストスパートでダッシュしたので私もつられてダッシュ!
やぶちゃんが「おお〜くろちゃんイケー!」
トンネルを抜け、残り195mの一番観客が多いところを、まるでトップランナーのように手を振りながら「ありがとうございま〜す!」と叫んでゴール!
結果は4時間37分31秒で完走!
ゴールできる!そう信じてスタートしましたが、実際に走ってみると、想像より遥かにキツイ!
でも、こんなにキツイことをやり遂げたのだから、何回でも同じことができる。
今までの苦労や悩みなんか小さすぎて、笑ってしまう。そんな感動がフルマラソンにはあります。
私にとって、42.195kmを完走するというのは、とてつもない成功体験でした。
ゴール後、一緒に走った二人はもちろん、全く見憶えがないランナー数名が、やぶちゃんに「ありがとうございました。元気がでました。」と握手を求めてきました。
こうやって、全国でやぶちゃんファンが増えてるんだと思いました。
やぶちゃんの真似をするのは、簡単ではないと思います。自分が苦しい時は、自分のことで精一杯です。しかし、私や女性ランナーの力もやぶちゃんの力になったと思います。
やぶちゃんは、ゴール後の握手をイメージして、みんなを応援をしたのだと思います。やぶちゃんのようにできなくても、私や女性ランナーのように、ほんの少し勇気をだしてみるだけでも、今までの自分の枠を超えた力がでるはずですし、応援力になると思います。
応援をすることが、結果、自分が応援してもらうことに繋がるのですから、ご縁があって、私に関わってくれた人達に、私はどんな応援ができるのだろうと先出しで考えるようにしたいと思っています。
自分のことを応援してくれる人を作るというのは簡単なことではないかもしれませんが、自らが応援の先出しをする。
これなら、すぐに始められますし、できる範囲の応援で十分に喜んでもらえると思います。
若い人で、お金も余り持っていない場合、金銭的に応援することは負担が大きいです。
私もお金持ちではありませんから、お金を使った応援はできませんが、その替わり自分が行動することで応援になることなら、積極的に行動していこうと心がけています。
いつも私を応援してくれているやぶちゃんに対しても、できる範囲で、可能な限りの応援をしたいと思っています。全国を飛び回ってるやぶちゃんは各地でマラソン大会に出場します。
さすがに、遠方までの応援は金銭的、時間的に難しいのですが、地元関西で行われるマラソン大会は、「私が応援に行かなくて誰が応援するんだ!」という気持ちでいます。
また、やぶちゃんの講演会やセミナー等のイベントも可能な限り参加したいと思っています。
これは日頃から、応援してもらっているお返し(返報性の法則)ですが、結果的にやぶちゃんからお返しをもらえる行為でもあると思っています。
応援貯金というものがあるとしたら、他人の応援に対して無関心な人は、応援貯金の残高はゼロです。つまり、応援を返してもらうことはできません。そうすると、何でも自分一人の力で解決していかなければならないので、大変効率が悪く、達成できる可能性も低くなります。
ダイエットというのは、自分との戦いです。自分に負けそうな時に、メンタルを維持していかなければなりません。
そんな時、心からの応援は、きっとあなたの精神的な支えになってくれるはずです。
是非、「応援力」を身につけて、ダイエットに役立ててみてください。ひとりでは、難しかった「ガマン」が、驚くほど「継続」できると思います。
応援上手な人は、応援され上手です。自分が応援した分だけ、いえ時には、それ以上の応援が返ってくることがあります。
これからも、たくさんの人と応援関係を築く為に、普段から自分に関わってくれる、ご縁のある方々を応援をしていこうと思います。
応援をビックホワイにしてダイエットに取り組んでみてください。成功する確率が飛躍的にアップすると思います。
Mr.くろちゃん
【2012/05/15 講演会打ち合わせin名古屋】
やぶちゃん兼松です。
5月15日のプライベートわもんは本当に有難うございました。
あれから10日程たちましたが、今の率直な心境をお知らせいたします。
正直いって「驚いています!!」
今まで何十年も付き合ってきた心癖・・・?
「そうはいっても・・・?」
「やっぱりな〜・・・?」
口には出しませんが必ずこの心境と戦ってきました。
しかし、10日経ってもこのネガティブな心境には陥っていません。
もちろん、思考の癖はあります。
ただ、プライベートわもんでやぶちゃんに自分の分身として寄り添って頂き、自分の本当に奥底にある気持ち、恐れを語り触れることで自分でも判らなかった、蓋をしていた「自分が」見えた安心感、克服する対象物がわかったことで自分のすべき行動、言動、が見えてきた。
「なんでだろう?」と自分自身に疑問がなくなってきたように感じています。
又、表情も変わってきたように自分では感じています。
まだまだ自分の目指すべき旗印に向かってスタートしたばかりですが、辿り着ける、登りきれると変な自信と期待を持っている自分がいます。
これがスパイラルアップなのでしょうか?
まさに、聞けば叶うですね!!
ヤブロガーの皆さん、まとまりのない話で申し訳ありませんがそんな心境です。
本当に有難うございました。
6月6日に、やぶちゃんと会えることを楽しみにしております。
兼松より。
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常務取締役 兼松 巧
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