『LAST HOPE 見聞録』(165) 文・田村いくこ
【薮原解体SHINSHO シリーズ 121】
2016年10月23日、この日は歴史に残る日になることは間違いない。
会場に着くとまだ開場時間にもなってないのに、長蛇の列でびっくりした!
それも並んでる人たちは国際色豊かだ。
やっと会場に入れるとお客様にインフォメーションしてる薮原の声。
いつも以上に柔らかい和むような音。
会場全体をホールドしてるようだ。
そう、ここは『文屋座セミナー プレム・ラワットさん世界講演50周年記念ツアー日本講演会』の会場だ。
今回薮原はスペシャルゲストではなく、スペシャルなゲストだという。
ラワットさんとの対談だけではなく、司会進行を自ら引き受けた。
薮原以外にラワット氏が気持ちよく話せる場づくりをできる適任者はいないだろう思ったのだ。
会場には外国の方の割合が多い。ここは本当に日本か?と疑うぐらい。
世界中からラワットさんのファンが来られてるようだ。
それもさすがラワットさんファン、みんな心が穏やかそうでにこやかだ。
何人もの人と目が合うと、笑顔で挨拶を交わした。
薮原はお断りをしたらしいのだが、絵本『あなのあいたおけ』の翻訳者でもあるマックス氏のたっての希望で、押し切られる形で、薮原が「わもん」とは何かというプレゼンテーションをする場が設けられた。
マックス氏の翻訳を交えながら、適格な尺で、外国の人にもわかりやすく説明をする薮原。
さすがだ!
会場全体が薮原の話に釘付けだ。
そしてラワットさんのお話もさすがだった。
ゆっくりハッキリわかりやすい英語で、繰り返しを効果的に使って笑いを交えながらのそのお話しに、知らず知らずのうちに引き込まれてしまう。
そしてお話しされた内容は、人間の可能性について。
人間は自分が何者であるかを知ること。
人間は人間らしく生きること。
人間は夢を実現するよりはるかに超えたことができる。
それは平和を体験するということ。
「幸福は、穏やかな心に宿る」
人間は平和を感じてる時、それこそが人間の本来の姿だということ。
その内容は「わもん」と共通してるところがいっぱいあった。
つづく